おまとめローンに消費者金融と銀行で違いがある?
おまとめローンを提供している消費者金融と銀行ですが、実は両者で色々な違いがあります。
まず大きなところでは審査の通過率の違いが挙げられ、そして限度額の違いもあります。そのような両者の違いについて解説していきます。
消費者金融の方が審査を通りやすいです
元々キャッシングの契約時の審査は消費者金融より銀行の方が厳しく行われています。これはおまとめローンを申し込む際にもいえることで、消費者金融の方が審査に通りやすいという面があります。特に借り入れ総額や件数が多い人ほど銀行では厳しく審査されます。そのような人は消費者金融を利用した方がいいといえます。
キャッシングの審査の通過率は銀行のカードローンが約20〜30%、消費者金融が40〜45%だというデータが出ています。これはおまとめローンの数字ではありませんが、元々これだけの差がありますので、おまとめローンも消費者金融の方が審査を通過しやすいのは間違いないでしょう。
まずは契約ができないことには始まりません。全く同じ条件でおまとめローンを申し込んだ場合に銀行では審査に通らなくても消費者金融であれば通ることも珍しくありません。契約のしやすさでは間違いなく消費者金融に軍配が上がります。
銀行は消費者金融より限度額が大きいです
審査は消費者金融より厳しい銀行ですが、限度額は消費者金融より大きく設定されています。消費者金融のおまとめローンはプロミスとアコムで最大300万円、アイフルで最大500万円ですが、おまとめローンを提供している銀行ではどこでもこれより高額までの借り入れが可能になっています。
具体的にはオリックス銀行やイオン銀行、楽天銀行では最大800万円まで、みずほ銀行や横浜銀行では最大1000万円までに設定されており、消費者金融のおおよそ2倍までの借り入れを行うことができます。ですがもちろんどこまでの金額を借り入れできるかは申し込みをした人によります。
元々おまとめローンは現在数社からの借り入れがある人が利用するものなので、その借り入れ総額や件数がそれほど問題になることはありませんが、問題は信用状態です。過去にキャッシングやクレジットカードの利用で返済の遅延や未払いがあるような人は高額の融資を受けるのは厳しくなります。
この傾向は消費者金融でも変わりませんが、銀行では特にそのような信用ができない人への審査は厳しくなります。融資する金額が大きくなれば尚更です。銀行の方が限度額が大きいとはいえ、300万円以上の金額が必要になる人もそうはいないでしょう。300万円以下であれば消費者金融の方が審査に通りやすい分、利用しやすいといえます。
銀行の方が金利が優遇されます
また消費者金融と銀行では金利の面で違いがあります。銀行の方が金利が低く設定されることがほとんどです。これは銀行の厳しい審査を通過できた人はきちんと返済が行えると信用されたということなのが理由にあります。貸し倒れになるリスクが低くなるほど、金利も低く設定できる訳です。
消費者金融でも融資額が大きくなればもちろん金利は下がります。300万円もの高額の融資ともなると、その消費者金融が表示している最低の金利率になると思ってください。プロミスの場合は6.3%が最低利率です。ですが銀行の場合の最低金利はそれ以下の4%台のところがあります。やはり金利の面では銀行の方が有利だといえます。
消費者金融と銀行の両者のおまとめローンにはこのような違いがあります。申し込みがしやすいのは間違いなく消費者金融の方ですが、審査に通ることができれば銀行の方がメリットが大きいといえます。また審査に掛かる時間が消費者金融の方が早いという面があります。これは急いで借り入れを行いたい場合には大きなメリットになります。
銀行の場合、おまとめローンの審査には数日を要することもありますので急ぎの場合には向いていません。こういった両者の違いを考慮した上で、どちらに申し込みをするかを選択してください。