おまとめローンを始めるべき借金の金額
年収200万円の方が借金をしている場合、年収が高くないせいか、多くの金融機関から借金を借りている状態、多重債務者になっていることは多いです。特に複数の消費者金融から融資を受けている場合は、金利もそれぞれバラバラですので、返済をし易くするためにも、おまとめローンを行うのはオススメです。
借金総額が少額の場合でも銀行でおまとめローンを行えば、殆どの場合で金利は低くなるのでお得です。しかし、消費者金融でおまとめするのならば、100万円以内の少額だとまとめる効果が薄い場合もあります。例外としてアイフルの場合は金利が安くなることがあります。このように、消費者金融でおまとめを行う際には、借金の総額からどこを利用するか決めないと、金利が下がらず得をしないということです。
100万円未満のおまとめが、消費者金融では効果のない理由
消費者金融は、100万円未満ならば、金利率は基本的に一定です。利用者によっては信用度を考慮されて金利率が下がる場合もありますが、アコムの場合はだいたい18%に設定されています。他の消費者金融であっても似たような割合のことが多いので、複数の消費者金融から借りている100万円以下の借金をまとめたところで、金利自体は下がらないことがおおいのです。
アイフルは例外
しかし、アイフルだけは、100万円未満の少額の借金をまとめることを目的とした「おまとめMAX」というコースを用意しています。金利自体は3.0%〜17.5%と設定されており、100万円未満の少額融資の場合は、上限金利の17.5%が適用されます。
そうすると、他の消費者金融よりも3%も安くなることが分かりますね。たった3%だけ、とも思いますが、ちょうど100万円の借金の場合ならば、年間3万円も安くなるのです。年収200万円で、返済が長期的になりそうな場合ならば、これだけでもかなり安くなると考えられるのではないでしょうか。以上のように、消費者金融から借りている借金を、消費者金融でまとめる場合なら、少額の借金の場合に限りますが、アイフルを利用すると、得をすることが理解できるでしょう。
アイフル

実質年率 | 限度額 | スピード | 無利息融資 |
---|---|---|---|
3.0%〜18.0% | 最高800万円 | 最短30分 | 最大30日間※ |
※はじめての方
消費者金融から銀行にまとめる場合
前述したように、銀行でおまとめローンを利用する場合には、金額が低かろうが、高かろうが、ほぼ必ず金利が安くなります。そもそも消費者金融より金利率が低いことが銀行のカードローンの売りですし、そのために審査も厳しいものになっているので、当然と言えば当然のことですね。
中には消費者金融とあまり金利が変わらない場合も
例えば、オリックス銀行の場合は、100万円未満の融資の場合は、金利率が17.8%となっています。これでは消費者金融の18%とあまり変わりがありません。また、じぶん銀行の場合も17.5%と、こちらの場合でもあまり金利が無いことが理解できますね。もちろん、これらの銀行を利用する際にはデメリットばかりがあるわけではありません。
高額融資の場合ならば、金利が低くなるのでメリットがあります。基本的には、融資額が小さくなればなるほど、設定された上限金利を掛けられるので、金利は高くなり、融資額が大きくなれば小さ目に設定された下限金利を掛けられ、金利は小さくなるのです。このようなカラクリがあるため、おまとめローンを利用する際には、融資してもらう金額を考えて、上限下限金利を比較すると、どこを利用すればいいかが分かるかと思います。
債務整理も選択肢のうち
年収200万円で、多重債務者になってしまっている場合には、おまとめローンを行ったとしても、自力ですべての借金を返済できることは稀です。特に、金額があまりにも大きくなっていると、なおのこと不可能です。おまとめローンを行った後に、再び別の金融機関から融資を受ける、と言った本末転倒なことをしてしまいがちです。ですので、借金の金額が大きく、自力での返済が厳しいと思うのならば、債務整理も立派な選択肢の一つです。
中でも、一番行われている債務整理の手段は、任意整理です。任意整理を行えば、過払い金が返ってくる場合もありまし、何より自分の求めている条件を持ちかけて、交渉することが可能になるので、比較的自由度が高い方法です。
また、弁護士や行政書士の方に相談したときに、個人再生を勧められることもあります。個人再生は借金の額を5分の1〜10分の1くらいまで減額することができるので、借金の苦しみからかなり解放されます。もちろん、返済を一定期間内に完了させるという条件が付きますが、それでもかなり楽になれます。
また、債務整理を行うタイミングとして最も適しているのが、おまとめローンの審査に落ちてしまったときです。おまとめローン自体が借金返済を楽にする制度ですので、おまとめローンができない、というのは、そのまま現状の借金の金額を自力で返済するのはかなり難しい、と業者が判断したこととほぼ同じなのです。
ですので、おまとめローンができなくとも、これは債務整理を行ういいチャンスだな、と前向きに捉え、債務整理に踏み込むのもアリです。むしろ、借金に苦しんでいるのならば、そうすることを強く勧めます。